在宅診療

訪問診療の対象となられる方

  • 病気や障害などがあり、通院が難しい方
  • 病気や障害があっても、できるだけ住み慣れた自宅や施設(注)で過ごしたい方
  • 在宅酸素や人工呼吸器、点滴、経管栄養、尿管カテーテルなど医療的な管理や支援が必要な方
  • 自宅や施設での療養に不安のある方
  • 自宅や施設での看取りを希望される方

年齢や疾患は問いません。
小児から高齢者まで、がんや難病、認知症の方、一人暮らしの方にも対応しています。
当院は外来診療も行っていますので、まずは外来通院から始めて、通院は難しくなったら訪問診療に切り替えることもできます。

在宅のよさって???

病気や障害があっても住み慣れた家で生活できるので・・・

→家族内での役割を続けられます(お父さんやお母さんなど)
→季節の匂い、慣れ親しんだ日用品、家族の会話などを肌で感じられます

病院への面会が難しい小さな子どもやペットも一緒にそばにいることができます

当院では、「家に帰りたい」「家で過ごしたい」を支援します

注意点

有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者住宅(サ高住)、高齢者向け賃貸住宅・分譲マンション、ケアハウスは訪問診療が可能です。
特別養護老人ホーム、小規模多機能型介護施設は、条件によって可能です。
介護老人保健施設(老健)は対象となりません。

 

訪問診療で出来ること

診察、診断

医療・介護相談

検査

採血、レントゲン撮影、超音波装置(エコー検査)、心電図、ホルター心電図

処置

注射・点滴、高カロリー輸液管理、栄養チューブ・胃瘻交換、気切交換、尿バルーンカテーテル交換、輸血、創処置(褥瘡、術後創、自壊創)、在宅酸素管理、インフルエンザ等の予防接種など

 

往診エリア

垂水区全域、西区(一部除く)、明石市一部、須磨区北部など、医院から車で30分程度の範囲。
詳しくはお電話にて相談ください。

 

ご利用までの流れ

①訪問診療を受けたいと思ったら…

現在入院中や通院中の方は、在宅往診を希望していることを担当の医師や看護師、医療相談室や地域連携室などに相談下さい。病院側に紹介状(診療情報提供書)を準備していただき、直接または担当者から当院にご連絡下さい。(訪問診療に切り替えても、病院側とのつながりが切れることにはなりませんので、ご安心下さい)

または、担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)や訪問看護師、担当エリアの地域包括支援センターなどに相談していただき、当院にご連絡下さい。

まずは直接、当院に電話でご連絡いただいても大丈夫です。当院の担当者が対応します。
急ぎ往診を必要とする場合や往診地域として可能かどうかなども、遠慮なくお問い合わせ下さい。

②初回面談(予約制)

外来診察日の予約時間に当院にお越しください。入院中や通院が難しい場合は、ご家族様のみでも可能です。
面談時には、病院や医院からの紹介状等、健康保険証、介護保険証、障がい者手帳、お薬手帳をご持参下さい。

面談当日は、問診表を記入していただき、カルテを作成後、院長および担当看護師同席で面談を行います(問診票は事前にFAXかご持参いただくとと当日の流れがスムーズになります)。
ご本人が来院された場合は、診察も行います。
外来の診察状況によっては、お呼びする順番が変更する場合がありますので、ご了承ください。
面談終了後に連絡先等の確認や今後のスケジュールなどを看護師・事務から説明させていただきます。
全体で1時間~1時間半ほど要します。時間に余裕をもってご来院ください。

③初回訪問診療

面談後に、自宅または施設に院長が往診に伺います。メディカルスタッフ(事務)が 1名同行します
患者様の状況によって、訪問看護師やケアマネジャーが同席する場合もあります。

④定期訪問

訪問診療は基本的に月2回ご自宅または施設に伺いますが、病状等によって往診回数の調整、臨時往診を行いま す。往診予定日は患者さまやご家族の都合を確認の上、調整しております。
在宅医療では医師の訪問診療のほか、訪問看護師、訪問薬剤師、リハビリ、そのほかの介護保険サービスなどと 連携を取り、チームで行います。また訪問診療開始後も、紹介病院等と密接に連携しながら、患者さま・ご家族 の生活を支えていきます。