不安をおさめるセルフケア①

外に出るのが危険なほどの暑さがようやくおさまって、夜になると秋の虫の声が聞こえるようになりました。
少しほっとする反面、コロナ禍はまだ終わりが見えず、これから冬に向かう不安を感じておられる方も多いのではないでしょうか。

日本赤十字社は、3つの感染症に警告を発しています。

1つ目はもちろん、新型コロナウイルス感染症という「病気」です。

未知のウイルスが原因であるため分からない事が多く、誰もが不安をかかえています。
この「不安」が、2つ目の感染症です。コロナにかかりたくない、でもどうすればいいのか分からない、という不安から、ウイルスを遠ざけようとして人は様々な行動をおこします。
県外から来た人に嫌がらせをしたり、家族が病院に勤めているせいで会社を辞めるように言われた、という事も起きています。
この、ウイルスに感染した(と思った)人を遠ざける「差別」が、3つ目の感染症です。
差別が怖くて病院に行くことをためらったり、職場で感染の事実を隠すように言われたりする。その事が、結果的に第一の感染症である「病気」の終息を遅らせる事につながります。つまり「病気」「不安」「差別」という3つの感染症がループしていて、どんどん拡大する事が危険なのです。誰もが「被害者」にも「加害者」になる可能性があるのが、今の状況だといえるでしょう。

ではどうすれば、私たちは被害者にも加害者にもならず、少しでも早くコロナ禍を終わらせることに協力できるでしょうか??

 

次回「不安をおさめるセルフケア②」へ続く!