「フレイル」&「オーラルフレイル」の話①

*「フレイル」とは……
澄みわたる青空と、紅葉の美しい季節になりました。
外に出て動きやすい気候になり、あらためて体力の低下を感じている方も多いのではないでしょうか。
今年の冬も、コロナやインフルエンザの流行が懸念されます。

感染症予防には、手洗い、うがいに加えて基礎体力をつける事も重要です。
本格的な寒さがくる前に、散歩や運動の習慣を身につけて体力を養いましょう。

ところでみなさんは「フレイル」という言葉をご存知でしょうか。

日本老年医学会が2014年に提唱した言葉なので、初めて聞いたという方もおられると思います。
「フレイル」は日本語でいう「虚弱」。年齢にともない心身の活力が衰えた、「健康」と「要介護」の中間の状態
を言います。

いったん「要介護」の状態におちいると、良くなるためにはたくさんの努力と時間とお金が必要で、頑張っても
なかなか元の健康状態を回復できない場合もあります。
「要介護」の手前である「フレイル」に、自分自身が早く気づいて適切に対処する事で、健康な生活を長く続ける事ができます。

出所:日本歯科医師会「通いの場で活かすオーラルフレイル対応マニュアル~高齢者の保健事業と介護予防の一体化実施に向けて~
2020年度版」

次回「フレイル」&「オーラルフレイル」の話②へ続く…