「フレイル」&「オーラルフレイル」の話④

*オーラルフレイルを予防しましょう!

オーラルフレイルにならないために、できる事は色々あります。具体的なポイントをお伝えしましょう。

1.お口の中を清潔に!
口腔内の汚れは虫歯や歯周病といった口の中の問題にとどまらず、全身の疾患につながる事が分かっています。
食後の歯磨きブクブクうがい入れ歯の清掃をしっかり行いましょう。

2.噛む力を保ちましょう
虫歯や歯周病、入れ歯の不調がある方は、早めに歯科医院を受診しましょう。
問題がなくても、定期的に歯科健診を受けることが大切です。
スルメイカ、干し芋、ドライフルーツなど、噛みごたえのあるものを意識して食べましょう。

3.くちびるや舌を動かしましょう
くちびるや舌も筋肉なので、手足と同じで使わなければ衰えていきます。鏡の前で動かしてみましょう。
しっかり声を出す事も、とても重要です。
昔の十八番が今も歌えますか?「途中で息切れする」「歌詞が思い出せない」は黄色信号!無理せず楽しんで練習しましょう。

*フレイル予防の3つの柱

全身のフレイルを予防するためには「1.栄養」「2.身体活動」「3.社会参加」が重要とされています。

まず、1.の「栄養」。バランスの良い食事と、口腔機能の維持がポイントとなります。
筋肉のもととなる魚、肉、卵、大豆製品や、骨を強くする乳製品を多くとること。
よく噛むことも、とても重要です。歯や歯茎のトラブルは、早めに歯科で治療しましょう。

「2.身体活動」は、日々の継続が重要です。ほんの少しの運動でも、続けて行うことで筋力の低下を防ぐことができます。
転倒、骨折で寝たきりになるリスクも減らせます。
たとえば同じ階段を一気にあがることを日課にすると、「最近ちょっときついな」など体力の低下に気づきやすくなるメリットもあります。途中で休憩を入れるなど、無理なく続ける工夫をしてみましょう。

 

 

「3.社会参加」。人と交流する機会が減ることもオーラルフレイルと同様、
全身のフレイルの入り口になりやすいと考えられています。
地域の活動に積極的に参加したり、オンラインで遠くの友人とやりとりする等、自分にあった人との交流の機会をみつけましょう。

 

今回は、「フレイル」&「オーラルフレイル」についてのお話でした。みなさんの生活の中で、
元気になるヒントを見つけて下さいね!