口腔ケアと○○の意外な関係❗❓

連休も終わり、天気の良い日は初夏の陽気を感じるようになりました🌞

これから迎える気温や湿度が高い季節は細菌が繁殖しやすく、細菌性の食中毒が増える傾向があります。食中毒の予防というと、食品の加熱や手洗いが大事ですよね。そして、意外なことに「口腔ケア」も重要なんです🤗

口腔ケアの基本は、毎日のうがいや歯磨きです。



多くの方は習慣的に行っていると思いますが、実は口腔ケアは口の中を清潔にするだけではなく、様々な病気の予防につながっています。

口の中は、細菌などの微生物が繁殖しやすい温度、湿度に加え食べかすなどの栄養成分がそろっていて、もともと清潔な状態を保ちにくい場所です。

まるで梅雨時の台所……😱

食べ物の残りかすが歯の表面につき、細菌が繁殖したものを「プラーク(歯垢)」といいます。

爪で歯をひっかくと、白くてネバネバしたものがついてくる事があります。
これがプラークで、単なる食べかすではなく細菌のかたまりです。

プラーク1mgの中には1億個以上の細菌が存在していて、その種類は約500種類💦

中には食中毒の原因になる細菌も含まれています。

食後約8時間でプラークが作られてしまうので、

毎食後の歯磨きが大事なんです❗

 

プラークに含まれる細菌の中には「歯周病」の原因になるものもあります。

歯周病とは、歯の周りの歯茎や歯を支える骨などが溶けてしまう炎症性の疾患です。

初期にはほとんど痛みはなく、進行すると膿が出たり、歯がぐらぐらしてきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。

歯周病は、ほかの疾患とも密接に関連しています😢

糖尿病

プラークに含まれる細菌が歯肉で炎症をおこし、炎症に関連した化学物質が血管に入り込みます。血流にのった化学物質は、身体の中で血糖値を下げる働きをするインスリンの働きを抑えてしまうため、糖尿病を発症、悪化させる可能性があります。

アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症は、脳に「アミロイドβ」というたんぱく質が蓄積することで発症するとされていますが、歯周病菌にはアミロイドβをつくり出し、脳に沈着させる働きがあることが分かってます。

そのほか、歯周病菌はリウマチ、心疾患、大腸がんなど様々な疾患との関連が指摘されています。

何気なく行っている歯磨きが、実は重大な病気の予防につながっていたんですね🙄

そう考えると、毎日の歯磨きに気合が入りませんか💪!?

歯周病は自覚症状が出にくいため「サイレントキラー」とも呼ばれています。

1年に1回は歯科検診を受けお口の中から全身の健康づくりを始めましょう🤗